彼女

出張中に7学年下の大学の後輩からメールがきた。彼女からのメールは「名古屋に就職が決まりましたので飲みに行きましょう!」というものであった。そして仕事の内容は彼女が望んでいた環境関係の仕事ということが書かれていた。
彼女は大学の後輩だが学年も違えば研究室もまったく違っていた。研究室交流のスキー旅行で会ったのがきっかけである。ちなみに彼女が大学1年のとき、私が大学院2年生の時だった。
彼女は私が院を辞めて、彼女も卒業してからもちょくちょく連絡をとっていた。彼女が1年半カナダ留学を終えて東京に戻ってきた時、偶然にも家の近く(しかも歩いて2、3分)に引越してきたというのもありそれからさらに親しくなった気がする。
今回の飲みでは、彼女ともう一人、彼女と仲のよい女の子(いつも先輩を先輩として接しない彼女だがなんか憎めない子なんだな)の3人でまた飲みに行くことになった。
就職について、彼女ももともと環境問題に関心があり、一度、私の職場にバイトしにきたことがあった。それから派遣で働いていたが晴れて興味あるところに社員として決まったのである。
名古屋に行ってしまうことは寂しいが、私は自分と同じようにやりたい仕事に就けた彼女の就職がとてもうれしい。もちろん新生活は大変なことが多いだろうが彼女ならどんな困難なことも笑って乗り越えられるだろう。
いつか彼女と一緒に仕事ができたらいいな、とそんなことをふと思ってしまったのであった。